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出発と帰国 (税金還付)

カナダでは、日本の消費税に相当する税金として連邦政府の物品サービス税(GST:Goods and Services Tax 7% )と州ごとに州税(PST:Provincial Sales Tax)または、ハーモナイズド・セールス税(HST:Harmonized Sales Tax 15%)の2種類がある(詳細は、カナダ生活ガイドの税金 を参照)。このうち、GSTとHSTに関しては外国からの旅行者に対してはGSTを払い戻す制度がある。ここでは、それらの税金還付について述べる。詳細については、カナダ税務局のWebサイトを参照のこと。


還付の対象

旅行者などの短期滞在者は、カナダで払った以下の税金の還付申請ができる。

  • GST (Goods and services tax) - 7%
  • HST (Harmonized sales tax) - 15%

どの物品やサービスに対して払ったGST/HSTかによって、その税金が還付の対象になるか否かが別れる。また、パッケージ・ツアーの場合は、費用の半分を宿泊費として申請できるが、旅行会社がすでにこの金額を反映している金額を申し出ている場合は、申請できない。

◆対象となる物品/サービス

  • ホテルなどの宿泊費用(*1)
  • 税金を支払った物品でカナダ国外で使用するために購入した物品(*2)
  • 購入日より60日以内にカナダ国外へ持ち出した物品
(*1) 税金を払った各宿泊施設の滞在期間が1ヵ月以内であること、各宿泊施設で受け取ったレシートに宿泊日数が明記してあること
(*2) レシートの原本がなければ還付対象にならないため注意(レシートのコピーやクレジットカードやデビットカードの支払い控えは不可)

◆対象とならない物品/サービス

  • 請求の合計がC$200以下、1枚のレシートの税抜き合計額が$50以下の場合
  • カナダで消費したり、カナダから持ち出さない物品(*3)
(*3) 食事や飲み物、ワイン・酒・ビール・その他のアルコール飲料、タバコ製品、飛行機・鉄道・バスの乗車券やレンタカー等の交通費、クリーニング・靴の修理・自動車修理・娯楽・駐車場等のサービス料金、専門サービス(冠婚葬祭等)、船室・寝台車の料金、ガソリンなど


還付手続き

還付申請は、代行業者に依頼する場合と自分で行う場合とがある。以下は、自分で申請する場合についての手続きだ。

1.申請書の入手
申請書は、「Tax Refund for Visitors to Canada」という小冊子についており、ホテル、空港案内所、免税店等に置かれている。また、カナダ税務局のWebサイトからもダウンロードが可能。

2.空港での手続き
チェックインの前に税関のインフォメーションカウンターへ行き、物品の検査を受け、請求の対象となる物品のレシートの原本に確認印を押してもらう(ホテルの請求書には確認印は不要)。このときに、実際に買った品物を見せるよう要求されることもあるので、買った品物は手元に用意しておく。

3.帰国後手続
品物がカナダ国外に持ち出された日または宿泊費の支払義務が生じた日から1年以内が申請期限であるため、出国後できるだけ早く、記入済みの申請書と確認印が押されたレシートを封筒に入れて、申請書に記載されている税関の住所へ郵送する。申請書とレシートを郵送後、カナダ税関から、申請書に記載した住所宛に小切手が送られてくる。

◆陸路で出国する場合

飛行機ではなく、陸路でアメリカへ行き、出国する場合は、国境のカナダ税関(もしくは免税店)でレシートに確認印を押してもらえる。パスポートなどの写真付き身分証明書の提示、カナダ側には戻らないことを示すため、バスのチケットや車のプレート番号を尋ねられる場合もある。また、免税店が併設されており、還付金が$500(カナダドル)を超えない場合は、免税店のキャッシャーで払い戻しを受けられる。申請および現金による払い戻しが行える免税店はこちら


TIPS: 換金手数料
日本に帰国後、還付申請をし、小切手が送られてきて、それで全ての手続きがおしまいではない。この小切手を現金化しなければ、折角苦労して還付手続きを行っても単なる紙切れを得ただけとなる。現金化は銀行で行えるが、この換金手数料が高いのだ。もちろん銀行によって手数料は異なるが、およそ5000円ほどする。たとえ、税金還付で5000円得たとしても、換金手数料が5000円もかかっていたら、ただ銀行にお金をあげているだけとなる。では、いくら以上買い物をした時に元が取れるのかを考えてみると、為替レートにも左右されるが、およそ$800 以上の買い物をしなければ元がとれない($800 X 7% = $56 ≒ 5000円)。この点、陸路で出国する場合は、免税店で現金で払い戻しが受けられるので嬉しい。

飛行機で出国する場合で、$800以下の買い物でも、還付金(現金)が得られる方法がある。それは、還付申請代行業者を利用することだ。還付申請代行業者は還付金の15~20%を手数料とる。しかし、税関の確認印が押されたレシートなどを持って現地オフィスに行けば、その場で還付金を現金を支払う業者もあるため、比較的に小額の買い物でも還付金(現金)が受け取れる。例えば、Global Refundは、手数料は20%と高めだが、各都市のダウンタウンだけではなく、バンクーバー、トロント、モントリオールの空港にも払い戻し場所があるので便利だ。また、日本語の申請書も容易されているので嬉しい。


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