タックスリターン

インカム・タックス・リターンとは

タックスリターン ワーキングホリデーなどえカナダで働いていた場合、税金は給料から天引きされおり、日本での年末調整のように、 払いすぎた税金に対しては払い戻し(インカムタックスリターン)が受けられます。 ただし、日本と異なり、カナダでは、会社ではなく各自が払い戻しを申請しなければなりません。 この税金の払い戻しの手続きをインカム・タックス・リターンと言います。 ワーキングホリデーの場合は、一般に所得が低いため、課税額がゼロの場合が多いです。 そのため、インカム・タックス・リターンにより、給料から天引きされた税金は戻って来る場合が多いです。
尚、カナダで働いた場合、インカム・タックス・リターンをしなければなりませんが、 学生で働いていない場合は、インカム・タックス・リターンの義務はありません。


申請方法

インカムタックスリターンの申請は、一般に申請書類がきちんと揃っていれば、 自力でできます(例え間違いがあったとしても税務局の方で正しく修正してくれる)。 ここでは、申請の流れについて述べます。

1.申請書類の入手(1~2月)

タックスリターン申請書類 前年度(1月1日~12月31日)にカナダで働いた場合、2月末日までに、 働いたところから「T4」という給料明細書が送られます(*1)。 また、1月終わりあたりから、郵便局か税務局に「T1 General」と書かれた申請書キットと ガイドが置かれるため、入手しておきましょう。

2.申請書の作成(2月~4月)

申請書キットには、多くの種類の用紙が入っており、その中の該当する用紙に記入し、 T4などの提出書類と供に4月末日までに申請します。 T4などの提出書類は、一般に2段になっており、一段を提出、もう一段を自分の控えに取っておきましょう。 これらの用紙の記入方法については、タックスリターン見積りの記入サンプルを ご参照ください。申請者の状況によりますが、多くのワーホリは、T4しか提出書類が送られてきません。 その場合、一般に、T1 General、Schedule 1、Form 428、Form 479 (*2)が申請用紙、 T4が提出書類となります。申請用紙、提出書類を申請書キットにある封筒に入れ、 郵送すれば手続きは完了です。

3.申請後について

通常、申請書を送ってから、4週間~6週間後に、査定通知 (Notice of Assessment)が 郵送され納税額が確定します(締切間際に申請した場合更に時間がかかる場合がある)。 また、査定通知には払い戻し金の小切手が同封されています。 申請の際、銀行への振込み(Direct Deposit)を希望した場合は、小切手ではなく、 指定口座に直接振り込まれます。

(*1) ワーホリでは、あまりないが、T4の他に、銀行からT5や、カレッジに通っている場合は、 T2202 など提出書類が送られてくる場合があります。 その場合は、捨てずに保存しておきましょう。 また、医療費も控除の対象になり、オンタリオ州では、家賃も控除の対象になるため、 レシートはタックスリターンのためにとっておいた方が良いです。

(*2) Form 428や、Form 479とは、総称であり、BC州なら、BC428、BC479、オンタリオ州なら、 ON428、ON479がそれにあたります。


見積り・記入例

Tax Year 2010 の見積り・記入例は、現在、次のサイトで公開しております。

サイト名: WHカナダ.com
該当ページ: 申告書の書き方

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