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音大とも美大とも仕事をしてたんだけどね。
違いは簡単。
音楽はなんだかんだ一人ではできないから協調性が高い。集客なんかも人海戦術だったりするから、あわせないとできない。
成功すると苦労を分かちあうからさらに協調性が増す。
美大系はそれこそ個人のセンス、能力、人とあわせていたら修行時代ならいいけど、独立したらそれはデメリットでしかない。
常にアバンギャルドみたいな。
他人の意見はゴミみたいなところもあるので会社としては扱いづらい。
期限とか急かした逆上するとかいつものこと。

特性が違うんだよ。
それを上手い経営者はマネジメントできるけど、銀行からの天下りとかもう犬猿の仲。

どっちも必要な人たちなんだけどね。
そうじゃないと芸術は進化しないから。

前の社長が言ってたよ。
新しい文化は大衆の中からは生まれない、大衆に逆らって生まれるのが文化、芸術って。

これが分かる経営者なら凄いヒットはできるけど、分からない人は不発弾ばかりだね。
音楽は最初は大衆に歯向かわないと売れないので初期は突っ張るけど、売れると大衆に迎合していく。そうじゃないとロングランにはならないから。
陶芸や絵画、彫刻は最後まで大衆には迎合しない、ハット息を飲むような作品はそうでないとできないから。