カナダ移民の申請カテゴリーは、ファミリークラス、ビジネスクラス、
個人移民クラス(Skilled Worker Class)、
カナダ経験クラス(Canadian Experience Class)に分かれる。
ここでは個人移民クラスに焦点を当てそのポイント制度、選考基準について触れる。詳しくは移民省に問い合わせるか、移民省のサイト
を参照のこと。
個人移民クラスの場合、以下の資格要件を満たしている必要がある。
- 申請前の過去10年間にスキルワーカーとして継続して1年以上のフルタイムの職歴があること
- 学歴、職歴、語学力、年齢、カナダでの雇用の有無、適応性を指標とするポイント査定において67ポイント以上を満たしていること
- カナダ到着後の生活資金を十分所持していること
- カナダ移住後の経済的自立能力があると判断されること
- 更に申請を受け付けられるためには以下のいずれかの要件を満たしている必要がある。(2011年11月5日現在)
- 雇用主からパーマネントジョブオファー(雇用保証)を取得していること。
- 日本、カナダを問わずカナダで人材の不足する指定職種において最低1年間フルタイムの職務経験があること
- カナダの州政府より認可された私立または公立の大学で博士号取得コースに在籍中であり取得に向けて既に2年間を修了済み、または申請時から遡って12カ月以内にカナダの博士号を取得していること。
指定職種は毎年見直されるので注意が必要。また、指定職種カテゴリーで審査される申請者数について、
2011年7月1日から2012年6月30日までで10000ケースを上限とすると発表された。各職種においては500ケース上限に、
それに達すると審査には回らず申請書類が返却される。雇用保証カテゴリーで申請する場合の定員はない。
また、博士号カテゴリーからの申請受付数の上限は2011年11月5日から2012年10月31日までで1000人と発表された。
個人移民クラスの場合、6つの要素についてポイントを評価し、67ポイント以上を要求される。但し、移民官の裁量で67点以下の申請者でも経済的自立が可能であると判断されるとビザが発行される場合もある一方、67点以上でも経済的に自立できないと判断されると却下される場合がある。
 年齢
申請書が受理された時点での年齢に対しポイントが与えれる。最高は10ポイント。
| 年齢 |
ポイント |
年齢 |
ポイント |
年齢 |
ポイント |
年齢 |
ポイント |
| 16才以下 |
0 |
19才 |
6 |
50才 |
8 |
53才 |
2 |
| 17才 |
2 |
20才 |
8 |
51才 |
6 |
54才~ |
0 |
| 18才 |
4 |
21~49才 |
10 |
52才 |
4 |
|
|
 学歴
学歴に対しポイントが与えられる。最高は25ポイント。
| 学歴 |
ポイント |
| 中学校卒業 |
0 |
| 高等学校卒業 |
5 |
| 1年の短大、専門学校又は研修終了+最低12年の学歴 |
12 |
| 1年の短大、専門学校又は研修終了+最低13年の学歴 |
15 |
| 2年の短大、専門学校又は研修終了+最低14年の学歴 |
20 |
| 3年の短大、専門学校又は研修終了+最低15年の学歴 |
22 |
| 1年の学士レベルの学位+最低13年の学歴 |
15 |
| 2年の学士レベルの学位+最低14年の学歴 |
20 |
| 2つ以上の学士レベルの学位+最低15年の学歴 |
22 |
| 博士・修士学位+最低17年の学歴 |
25 |
 職歴
従事した職業の経験年数に対してポイントが与えられる。最高は、21ポイント。
過去10年間で、所定の職種(NOCリストのスキルタイプ0、スキルレベルA及びB)に該当する職種を最低1年以上、フルタイムで経験している必要がある。(NOCリストの職業の詳細はこちらで)
| 年数 |
1年未満 |
1年 |
2年 |
3年 |
4年以上 |
| ポイント |
0 |
15 |
17 |
19 |
21 |
 雇用先
カナダの雇用主による移民ビザ取得後の雇用保証、および SC(サービスカナダ) の承認があれば、10ポイントが与えられる。
雇用主の有無に関して以下のいずれかの条件を満たしている必要がある。
- 現在就労ビザを保有してカナダで就労中の場合
- 現在保有している就労ビザはSC(サービスカナダ)から承認されているか、またはSCによる承認を免除されたビザであること
- スキルワーカーの職種であること
- 申請時および移民ビザ発行時に有効な就労ビザを保有していること
- 雇用主は移民ビザ取得後も引き続き雇用を約束していること
- 移民ビザを取得するまではカナダで就労する意志はなく、現在就労ビザも保有していない場合、または、現在就労ビザを保有しているが現在の雇用主以外からジョブオファーを得ている場合
- 雇用主は移民ビザ取得後の雇用を約束していること
- 雇用主からのジョブオファーはSCにより承認されていること
- スキルワーカーの職種であること
- 申請者は職種に必要なカナダのライセンスや法律で定められた基準を満たしていること
 語学力
カナダの公用語である英語とフランス語の語学力に対してポイントが与えられる。最高は24ポイント。
| 第1公用語 |
読む |
書く |
話す |
聞く |
| 上級 ( IELTS:(L)7.5-9.0 (S,R,W) 6.5-9.0 / CELPEP:4H-6 / TEF:Level 5-6 ) |
4 |
4 |
4 |
4 |
| 中級 ( IELTS:(L)5.5-7.0 (S,W) 5.5-6.0 (R)5.0-6.0 / CELPEP:3H or 4L / TEF:Level 4 ) |
2 |
2 |
2 |
2 |
| 初級 ( IELTS:(L)4.5-5.0 (S,W)4.0-5.0 (R)3.5-4.5 / CELPEP:2H or 3L/ TEF:Level 3 ) (*) |
1 |
1 |
1 |
1 |
| 不可 ( IELTS:(L)less than 4.5 (S,W)less than4.0 (R)less than 3.5/ CELPEP: Less than 2L / TEF:Level 0-2 ) |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 第2公用語 |
読む |
書く |
話す |
聞く |
| 上級 ( IELTS:(L)7.5-9.0 (S,R,W) 6.5-9.0 / CELPEP:4H-6 / TEF:Level 5-6 ) |
2 |
2 |
2 |
2 |
| 中級 ( IELTS:(L)5.5-7.0 (S,W) 5.5-6.0 (R)5.0-6.0 / CELPEP:3H or 4L/ TEF:Level 4 ) |
2 |
2 |
2 |
2 |
| 初級 ( IELTS:(L)4.5-5.0 (S,W)4.0-5.0 (R)3.5-4.5 / CELPEP:2H or 3L/ TEF:Level 3 ) (*) |
1 |
1 |
1 |
1 |
| 不可 ( IELTS:(L)less than 4.5 (S,W)less than4.0 (R)less than 3.5/ CELPEP: Less than 2L/ TEF:Level 0-2 ) |
0 |
0 |
0 |
0 |
(*) 初級レベルの合計スコアは、最大2ポイント。
第一公用語の読む、書く、話す、聞く、全て1ポイントの場合、その合計は、4ポイントではなく、2ポイント。
 適応性
以下のケースに該当する場合はボーナス点を最大10ポイントまで与えられる。
- カナダに市民権または永住権を持つ親類がカナダにいる場合(5ポイント) 親類は両親、祖父母、兄弟、叔父叔母、姪、甥。
- カナダで高校卒業後の教育をフルタイムで2年以上受けた場合(5ポイント)
- カナダでフルタイムの1年以上の就労経験がある場合(5ポイント)
- カナダで雇用のアレンジがある場合(上述の雇用先の項目が当てはまる場合)(5ポイント)
- 同伴者(コモンローパートナー(*)含む)の学歴:
- 博士号、又は、修士号を持っている(5ポイント)
- 大卒、又は、2年以上のディプロマを持っている(4ポイント)
- 1年の短大、専門学校等を卒業している(3ポイント)
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