カナダ掲示板 (フリー) - No.27628

掲載内容により損害を被った場合、当サイトでは一切の責任を負いません。 掲載内容の信憑性等の判断は自己責任で。 当掲示板をご利用の方は、 利用規約に同意したとみなします。 問題のある投稿を見つけた場合やご意見ご要望は、 address までご連絡を。 最近の管理内容は、管理報告をご参照ください。
カナダ全般 フリー

妊娠21週での出産

(オタワ) 2013-01-07 01:15:47
本トピックは、返信停止または返信可能期間終了のため返信・メール送信はできません。

21週と3日で子宮腔が開き始め、入院した知り合いがいるんですけど、お医者さんから、中絶するか、そのまま様子を見るか、それか手術して子宮腔を縫うかという3つの選択支を聞かれたそうです。彼女は手術を選択しましたが、感染症もあって、手術を見合わせていたところ、破水が始まってしまい出産しました。赤ちゃんは生きて産まれて来たんですが、妊娠24週以下の胎児には蘇生処理は施さないと言われたそうです。そういう事って実際にあるのでしょうか?生きて産まれているのに、そのまま何もしないなんて・・・。そういう方針とのことで、生まれた赤ちゃんを抱っこ出来たそうですが、そのまま苦しそうに口をあけたまま死んでしまったそうです・・・。あまりにも辛いお話に、驚いてしまいました・・・。
日本でもそうなのでしょうか?ネットで見てみると21週で産んで、今4歳になりました、とか、そういう元気な報告もあり、どうしてオンタリオ州の病院では、命を救う対応をしてもらえなかったのかなと・・・。
また聞きですが、3年前に22週で出産して、5ヶ月間病院で過ごされたという人がいて、その子はもう3歳になりましたが、このたびの検査で障害が無いことが発覚したそうです。体は標準よりとても小さいですが、元気だそうです。この方はカナダ人なので、なぜこの方の赤ちゃんは助けてもらえて、私の知り合いは駄目だったのでしょうか?OHIPの基準が変わったのでしょうか?
私も将来子供が欲しいと思っているので、不安になりました。
物凄く疑問に思ったので、投稿させてもらいました。宜しくお願いします。

返信‐1 (トロント) 2013-01-07 04:13

お知り合いの方、残念でしたね。

日本の話です。 以前、どなたかのブログで読んだのですが、22週だったか23週で早産した場合はその方の病院では処置しないとのことで、あと1週持ちこたえてくれれば処置しますと医師に言われたそうです。 結局、22週(23週?)で生まれてきてすぐにお亡くなりになられたそうです。

臓器が全て出来上がるのが34週と言われていて、肺が最後だそうなので、21週で生きて生まれてこれただけでも確率的には少ない方に入るんじゃないかと素人ながらに考えます。 一般的に28週以下だと障害が残る確率が高いと聞いたことがありますし、また赤ちゃんの体重も関係すると思います。 そして21週は日本では早産ではなく、流産として扱われるのではないでしょうか。。。

返信‐2 暗い話ですみません (カルガリー) 2013-01-07 05:47

5ヶ月で産んだ日本の友人がいます
マッチ箱サイズの大きさで、育つ可能性は3%と言われたそうです
でも今は6歳くらい
目も殆ど見えず、耳も聞こえず、立つことも話すことも無く、食事はのどのから直接チューブで、常に酸素ボンベをつけて生きています

当時は友人の義母などに「生きているのがかわいそう、この娘を連れて死ぬ」などと言われて、「この娘は、私の子で、この子も生きたがっているからここまで生き延びているんだ、勝手に殺そうとしないでほしい」と怒っていたのを覚えています

また、彼女が障がい者向けのデイケアに行ったときに、「他の子供たちは障害持っていても、ちゃんとしゃべれたり、歩けたりするんだよね。自分の子が一番障害が重くてびっくりした」なんて笑って話していたのを聞いて、かみさまはこの友人だからこそ、この娘を授けたんだなあ、と思いました

また、私の母は老人ホームで看護師をしています
入居者のご老人は物が食べられなくなると、ご家族は殆どの場合、罪悪感からか延命処置を望むそうです
そうすると、胃に直接食べ物を流す処置がされます。(いろう)そうすると、その後何年も生き続けるそうですが、高い確率で死ぬまで意識が戻らないそうです。そして家族は年を重ねるとお見舞いに来なくなり、老人はある日、静かに死んでいくそうです

延命処置は難しい問題で、各状況にもよるし、誰にも良し悪しはつけれらない問題だと思います

返信‐3 (トロント) 2013-01-07 07:30

>妊娠24週以下の胎児には蘇生処理は施さないと言われたそうです。そういう事って実際にあるのでしょうか?

医師がその赤ちゃんに蘇生処置をしなかったのは、単に胎児が24週以下だからと言うことだけでしょうか?返信1さんもおっしゃるように、延命処置は各状況によってとらえ方が難しい問題だと思います。倫理的な考え方の違いもあると思いますし、、、他にも、きちんと裏づけられる理由おありだったのでは?

しかも、医師の判断で勝手に延命処置を怠ったのではないと思います。必ず説明のもと、家族にDNR(蘇生術を行わない承諾書)をとっているはずです。勿論、それでもご両親の悲しみには代わりないとは思いますが、、、助からないと判っている命でも、せめて一度だけでも、わが子をお母さんに抱かせてあげたいと言う意味もあったのではないでしょうか?傍で見ていて、医者が見殺しにしたという事は無いと思います。

それでも、そういう症例もあるのか?どうしてもトピさんが心配であれば
妊娠される前に、ファミリードクターや専門家を通して、いかなる場合もご自分の納得のいく処置をして下さる病院を、カナダか日本で探されるしかないでしょう。一概に、カナダがどうとか、日本がどうとか言える問題ではないと思います

返信‐4 (トロント) 2013-01-07 09:09

>妊娠24週以下の胎児には蘇生処理は施さない

処理じゃなくて、処置の間違いだとは思いますが・・・
蘇生処置というのは、一度心肺停止状態になってから、電気ショックや薬物投与により、人工的に蘇生させることですよね。
22週で出産した方のお子さんは、新生児集中ケアなどの必要はあっても、おそらく心肺停止状態にならずに、そのまま自力で生き延びたのではないでしょうか?

蘇生しても、返信2さんがおっしゃっているような、重度の障害を抱えてしまう可能性が高いのではないでしょうか。。。

返信‐5 (オタワ) 2013-01-07 11:54

書き込みありがとうございます。
3週間前のUltrasoundでは、何の異常も見られず順調とのことだったので、生きて産まれてきたので、彼女はドクターや看護士にどうか息子を助けて欲しいと泣き叫んだそうですが、何もしてもらえなかったとのこと。蘇生しないという同意書にはサインしていなかったし、24週以下だと肺の機能が十分ではないので蘇生処置はしませんと初めから断られたそうです。また運悪く、夜中に陣痛が始まってしまいベービードクターではないお医者さんが対応したようでした・・・。
その子に重度の障害があるかないかは、やはりその時点では分からないわけだし、人事とはいえ、将来子供を欲しいと思っているので、ちょっと複雑な気持ちになりました。それと、また聞きとは言え、同じように21週で産んで元気に育っているお子さんもいらっしゃるので、何が基準だったのかなと・・・。

返信‐6 (トロント) 2013-01-08 00:22

何が基準って、週数でしょう・・・
何においても、基準を設けないとどうしようもないのです。

犯罪だって、14歳だの未成年だのでいろいろ取り扱いが違いますよね。
じゃ~、19歳と20歳で何が違うんだって話ですし、13歳だって14歳だって15歳だって犯罪が悪いことであるのはわかっているはずなのです。
でもどこかで線引きが必要ですよね。
それはしょうがないことです。

逆に中絶する時でも、何週まで、というガイドラインがあるわけです。

残念ですが特に医者が悪かった、というわけではありません。
21週だと措置をしたところで1日も持たないでしょう。

私自身も流産の経験がありますが、しばらくはつらいものです。
私の場合は急に出血しはじめて、数時間後にはトイレの中に大きな塊が。
処置どころかそのまま流れていきました・・・
それまで楽しみにしていたし、それまでそこには生きていた命だったはずだし、数日前のエコーでも特に問題はありませんでした。
でも、何割かの確率で起こることなのです。


返信‐7 ブラックジャック先生! (トロント) 2013-01-08 01:32

医療に答えはありません。答えられるのは神様だけです。
人の命は結果論です。”もし”を突き詰めていってもどうしようもありません。
人が元気に生きている事の方が奇跡なのですから。

>私も将来子供が欲しいと思っているので、不安になりました。
自分も親なので気持はよくわかりますが。心配や不安を突き詰めていくと
結論は”産まない”にたどり着きますよ。生まれなければ死なないなから。

となんか宗教じみた気持ちの悪い言い方になってしまいますが。
何時間議論しても、哲学しても、心配やもやもやは解消されないと思いますよ。

返信‐8 ぴの子 (トロント) 2013-01-08 12:51

ご友人の悔しい気持ち、伝わってきます。こちらまで涙が出そうです。辛い経験をなされましたね。

ただ、他の方も仰っておられる通り、私もどこかで線引きが必要なんだと思いました。23週と6日目でもダメなのか、1日くらい良いじゃないか、と言い始めたら限がありません。なら23週と5日目は?23週と4日目は?…の繰り返しです。
きっとそこの線引きが、肺呼吸を自分で出来るようになっていると考えられる24週なんでしょう。せっかく助けても肺がちゃんと出来上がっていなければ、自力呼吸できません。きっと今の医療では、子宮外で赤ちゃんの肺を自力呼吸できるように成長させる事が出来ないのでしょう。助かった赤ちゃんはきっと肺機能が成長できていて、自力呼吸が出来たんだと思います。

お医者様も、辛い状況だったと思います。好き好んで人を見殺しにするよう方はお医者様になっていないと思うので。


妊娠出産は奇跡の連続なんだと経験して本当に思います。
39週で死産した友人も居ますし、親友のお姉さんは胎盤早期剥離で産まれた子供に処置を施すかどうか決めて下さい、この子は長く生きられません、と言われたそうです。お姉さん自身も出血と子宮への影響が酷く、危険な状態だったそうです。お子さんは1歳3ヶ月まで頑張ったそうです。

残念ながら安全な妊娠出産なんてありません。良い事は聞くけれど悪い事は聞かないだけで、実は身近にもそう言う悲しい話はあると思いますよ。歳を取ると余計に。

トピ主さんの心情も十分にお察ししますが、こればっかりはなるようにしかならないです。勿論病院によって少しは違うかもしれませんのでそう言う下調べをしておくのは良い事だと思います。

返信‐9 (オタワ) 2013-01-09 01:44

トピ主です。
赤ちゃんが五体満足で元気に生まれてくることは、本当に奇跡なんですね。
まだまだ世間知らずの私なので、どうして助けられた命の例もあるのに・・・と憤りを感じましたが、みなさんの貴重な意見を聞けて落ち着いて考える事が出来、ありがとうございました。
今は医療の進歩が目覚しいとはいえ、やはり自力で呼吸が出来なければ難しいですよね。病院側の配慮で、亡くなった赤ちゃんのフットプリントを残してくれたそうです。
彼女は、病院での看護婦さんの言葉に励まされ、もちろんショックではありますが、少し気持ちが楽になったと言っていました。言葉って物凄い重要なんだなって事も痛感しました。

返信‐10 医療者 (トロント) 2013-01-20 02:18

ご両親の気持ちを考えるといたたまれません。大変ご愁傷様です。お悔み申し上げます。

職業柄、このような事例は多々あります。
言い方が非情に感じるかもしれませんが、本当にどうしようもないのです。

ただ一つ、お母さんが無事であることは不幸中の幸いだと思います。
子宮口開大による感染症で、胎児だけでなく、母体も重篤な状態へ陥り、二人とも命を亡くすという最悪の事態も予測されたと思います。

21週前後で生まれた赤ちゃんが、元気に暮らしているということは、ないわけではないと思います。
でも勘違いしないで頂きたいのは、そういった事例は本当に「稀」だということです。
本当に奇跡です。
ブログに載せて「産まれたとき、医者からは死を覚悟してくださいと言われましたが、いまは元気に生きてます!」っと投稿する人は、類似事例の何パーセントであるか、考えてみてください。
最悪の状況から一転して、ポジティブな結末だったから投稿しているんです。
何度も言いますが稀です。
良い例えではありませんが、宝くじで一億円が当たるよりも低い確率だと思います。
そうなると「運命」だったと言わざるを得ません。


出生週数も重要ですが、出生時体重も考慮しなくてはなりません。
臓器未発達による障害は言うまでもありませんが、臓器はそれ単独で機能しているわけではありません。
それぞれが連携して機能します。
どれか一つが欠けていれば、どこかが無理をして、結果的に全部が機能不全となります。
たった一つの臓器でも、全身に重篤な影響を与えるんです。

新生児では予後の予測は不可能です。非常に困難を極めます。
救命医療は時間との勝負ですが、新生児は体が小さいため状況の変化は数秒で起きます。
大人ですら、蘇生処置をして救命できるかどうかは予測できません。
まして新生児。生存確率が非常に低いことは、容易に想像がつきます。
こんなに医療が発達した現代でも、新生児医療に関しては未知なことがほとんどです。


医療を施す技術は日進月歩なので、救命技術がなかったわけではないと思います。
そうなると倫理的問題になってくるのです。
ある限りの医療処置を施し、結果的に助かれば、施した甲斐があります。
しかし助からなかったら…?
努力をしたけど、だめだった。という結果で人間は困難を受け入れようとします。
それは誰が納得するための言葉でしょう。医療者ですか、両親ですか、赤ちゃん自身ですか。

残念ながら赤ちゃんの正直な気持ちは、誰にも分かりません。
「息がある状態で生まれたのだから、赤ちゃんは生きたいと思ってるに違いない!」っと勝手な解釈をするのは私たちです。
赤ちゃんが、そんなことを言ったのですか?
そうかもしれませんが、誰にも分かりません。

他のみなさんが言うように、医療にはある程度の線引きが必要になるのです。
誰のことを一番に考えますか。
お母さんから生まれてきた赤ちゃんの命は、誰の命ですか?
お母さん、お父さんの命ですか?
その命は赤ちゃん自身の命です。
非人間的・人工的な処置を施し、延命は出来ますが、命は助かりますが、それは人間らしいですか?


新生児の生涯と医療の限界、救命確率と生存予後など様々なことから各国がそれぞれの医療についてガイドラインを設けます。
また同時に、各病院と各医者がそれぞれガイドラインとして基準とする考えを持っています。
ですので、投稿者さんの知人・カナダ人の方が、新生児の救命処置をしてもらったのは、その担当医の考え方・病院の方針なのだと思います。
そして一方は救命処置を行わない方針の国、州、病院、医者だったということだと思います。

医療従事者としてご助言できることは、
いまは患者が医者・医療者、病院を選ぶ時代なんです。
北米ではだいぶ前からホーム・ドクターを持つことが通常です。
私はこのシステムには大変賛成です。
日本はそういった点から考えると、患者は無知すぎます。
そして医療というものに依存しすぎで、医療は完全であり何でも救えると勘違いしています。
救えることもあります、ただ忘れてはいけないのは、救えないことも同じくらいあります。

あなた自身が、「この医者に命を預けよう」と思う医者を選ぶという考えを持ってください。
ですので出産に関して真剣にお考えなのでしたら、各国の医療体制・新生児と小児医療に関して知識を得て、どの国で出産するのか、どの医者・医療従事者に自分と子供の命を預けるのか。
一つ言えることは、日本は本当に新生児医療に関して良心的な国です。どんなに困難な状況でも、新生児を救おうと努力します。なぜなら救命時に必要な医療費を負担できるからです。裕福な国で、裕福な国民が治療費を払えるから。
医療を施せば確実、100%助けられるのに、お金がないという、それだけの理由で救えないという状況が、世界各地でざらにあります。
命の話をしてるのに、「金の話か」と思うかもしれませんが。これが現実です。

日本人であること、自分自身の置かれている状況、それを幸せと考えるか、不幸と考えるか
色々な側面から考えてみてください


長くなり申し訳ありません。
私の考えはこうです。
命が尽きる時、その時の状況、時期、それは運命。
すべてがその人自身が持っている運命。
たとえそれが出生直後でも、産まれてから100年後だったとしても。
全ては運。

返信‐11 (オタワ) 2013-01-21 06:41

トピ主です。
書き込みをして下さったみなさんありがとうございました。ここの掲示板を利用させてもらって、本当によかったなと思います。
医療者さん、とても重みのある、無知な私でも納得がいくご説明とアドバイスに感謝致します。

返信‐12 素敵なトピ (トロント) 2013-01-21 07:17

私も医療者です。
トロントで医療者のコミュニティを持っていますが、返信10さんのご意見と同じことを皆が言っています。
多くの人が共有できるよう、ご意見して下さってありがとうございました。

また、このトピを立てて下さった方へ。私達に意見や体験を共有してくださり
本当にありがとうございました。
感謝しています。
私も妊娠を控えている身です。お互いに今を考え、大切にし、出産や育児に頑張っていきましょう!

返信‐13 医療者 (トロント) 2013-01-22 12:31

返信-10 の投稿者です

生意気な意見を長々と記入してしまい申し訳ないです
多くの方が掲示板を利用しているという点を見失っていました

気分を害された方がいらしたら、本当に申し訳ないです
一つの意見として捉えていただきたいと思います



返信-12「素敵なトピ」さん、医療者のコミュニティを持っていらっしゃるんですね
大変興味深く思い、もう少し情報を頂きたいのですが。
教えていただけますでしょうか?
投稿と趣旨がずれてしまい、すみません。

返信‐14 (トロント) 2013-01-22 14:05

私も医療関係者です。
日本人で研修医はわずかにいますが、実際にこっちで医者というのはほとんどいらっしゃらないのでコミュニティーがあるとか驚きました。
そんなものがあるのなら、私もぜひ教えていただきたいです。