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敗訴者負担制度

公平 (トロント) 2012-04-15 23:36:32
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カナダはアメリカと違って、イギリスみたいに敗訴者負担制度(cost follws the events)が採用されているとのことですが、仕組みや制度について知っている方、教えていただけますか?
支払いはどのような形になるんでしょうか?訴訟の相手方が雇った弁護士費用(金額)って、裁判で判決が確定した際、請求とともに後になってから知らされるものなんですか?

返信‐1 (トロント) 2012-04-16 00:44

裁判の時に、判決とは別にどちらがいくら負担するかジャッジが決めます。これは弁護士がジャッジの前でコスト請求をしなければなりません。
必ず弁護士費用全額がどちらかに負担されるわけではなく、$500だったり$5,000だったり、どのくらいの時間や労力が費やされてるかによって変わります。コスト請求が却下されることもあります。
離婚などでMotion(申し立て)など数時間で終わるものなら$500〜$1,000、裁判や和解協議はもっとかかると思います。
基本的に「どっちのせいでコストが発生したか」が争点になります。必要もなく相手を裁判所に引き出して、結局その申し立てが却下された場合、相手側弁護士の費用を負担させられたりします。
支払いは、裁判所から言い渡された通り弁護士間で支払いしなければなりません。オンタリオでは30日以内という規定があるようです。

返信‐2 (トロント) 2012-04-16 00:59

が、ジャッジは判決を書きたくないので(責任を取りたくないので)調停にまわされます。
調停だと費用は双方の負担になることが多いです。
また、調停で一方があんまりごり押しすると判決に影響しちゃうこともあります。

返信‐3 トピ主 (トロント) 2012-04-16 08:12

1、2さんわかりやすい説明をありがとうございます。
敗訴者負担は、裁判ではなくなるべく和解を推進することも一つの制度目的だと聞いたことがありますが、
やはり判事が判決を下すことへの抵抗感もあるのですね。よく、アメリカとの決定的な法制度の違いと解説されることがありますが、白黒つけたがる訴訟社会アメリカとカナダの違いでもありますね。